何千年も受け継がれている嗜好品のタバコはカラダにそんなに悪くない

タバコと肺がん

 

さて、タバコの害ということで一番最初に頭に浮かぶのが、恐らく肺がんではないでしょうか?「喫煙することは肺がんの原因になる」と、普段から非常によく言われていることです。「タバコを吸う人は肺がんになりやすい」という通説が相当広くまかり通っています。

 

更に、「健康に良くない」、「喫煙者が社会全体の医療費コストを引き上げている」というような論調もどんどん高まっているようです。こうなるとタバコはもう完全に諸悪の根源のような存在です。

 

肺がんになる確率についても、極端なデータなら「タバコを吸う人は吸わない人よりも24倍の確率!」となっています。実際には関連性があるのか?ですが、医学博士の橋内章氏によれば、24倍説は、出所がはっきりしていないそうです。確かに肺がんの人に喫煙者が多いというのは事実ですが、信頼できそうな確率データとなると、喫煙者ががんになる確率は非喫煙者の2.4倍とされているようです。

 

レベルはさておき、疫学調査のさまざまなデータもあり、喫煙とがんは確かに関連性があるのでしょう。ただし、喫煙とがん発症のはっきりした因果関係などは現在でも証明されていません。

 

体内で細胞は常に細胞分裂をしています。その過程において一部が、がん化します。しかし、免疫系の働きでがん細胞は駆逐されてしまうのです。駆逐されない場合はがんが進行するわけです。臨床的ながんの発症は、免疫系が未解明で何も分かっていないのです。

 

全く無害だとはけっして言いませんが、喫煙と肺がんの因果関係などは解明されておらず、イメージが大きく先行しているというのも事実なのです。